情報パンデミック

2020.04.06
情報パンデミック

4/6付け日経新聞1面に掲載されたコロナウィルスの情報拡散力はSARSの68倍という見出し。
感染拡大が続き猛威を振るうコロナウィルス。
「データの世紀」に入った人類が初めて経験するパンデミック。
毒された情報が広がる「インフォデミック」に代表されるフェイクニュースやデマはSNSを中心にすぐに拡散します。
はるか昔のオイルショック時のトイレットペーパー買い出しと同様
2月末に起きたトイレットペーパー買占めは噂や否定も含め親切心から生じたもの。
ツイッター、フェイスブック、LINE等SNSの世界的普及、1対1のメールとは違い、1対多がもたらす情報の伝播力の強さ。
デマ拡散により、人間が作った新たな見えない敵の出現は、今の情報過多時代を反映しています。
信頼している者から届いたデマ情報が、疑うフィルターを弱め、
ニュースや新聞より早い情報に優越感を持ち、知人友人に知らせなきゃという親切心が生まれ、
瞬く間に拡散されます。
地元四日市や鈴鹿でも起きた情報パンデミック。
国、県、、市町村はじめ各メディア(TV、新聞等)は当たり前ではありますが、情報を伝える前に「正しい」かどうか必ずチェックします。
SNSには、第3者のチェック機能はなく、自らが判断しなければなりません。
データの世紀といわれる時代。
素晴らしい世界に導く側面を持つ反面、運営する側だけでなく、利用する私たちもこれらのことを十分に気を付けなければなりません。
「情報をトリアージ」する訓練は、避難訓練と同じくらいこれから必要となってくるのではないでしょうか
 
 
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