新時代へ
2017.12.04
平成から新時代へ。いよいよ動き出しました。
平成元年、当時小渕官房長官が掲げた色紙に
高校生だった私も新しい時代が始まるとワクワクしたのを
昨日の事の様にはっきりと覚えています。
空前絶後のバブル経済真っ只中の平成元年。
その後の経済大失速、長期停滞による不況は実に平成の大部分を占めました。
阪神大震災やまだ記憶に新しい東日本大震災や熊本大震災等、
絶望と闘いながら復興に向け前を向く日本人の姿に都度感動し、
それが今の私たちに教訓にもなっています。
山一証券など金融機関の大型倒産、世界を巻き込むリーマンショック、
長引く不況と向き合いながらの、
まさに「忍耐の平成」だったのではないでしょうか。
それでも戦争を経験した先人たちによる昭和の大激動と比べれば
まだまだやれることも多いはず。
自らのお体だけでなく、
国民生活の混乱を最小限にすべく生前退位をご決断された天皇陛下。
決断するという重み深みをこれほどまでに感じたことはありません。
数年前、清掃奉仕で訪れた皇居。
滅多に足を踏み込めない「宮中三殿(きゅうちゅうさんでん)」の清掃を
宮内庁からご指名され、
毎朝の祈りを陛下がここでしているという事実を知り、
訪れた仲間と共に感動した事を思い出します。
未来は動き出しますが、大事なのは今を懸命に生きる而今の心。
何を創り何を遺すのか。
さあ新時代へ。
高校時代と同様、希望を胸に迎えたいと思います。